萌出性歯肉炎とは?
お子さまの歯ぐきが赤く腫れている場合、「萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)」の可能性があります。
萌出性歯肉炎とは、歯が生えてくる途中に歯ぐきに炎症が起こる状態のことです。歯が生え始めると歯ぐきの一部がまだ歯を覆っている状態になり、その部分に食べかすや歯垢(プラーク)が溜まりやすくなるため、炎症が起こることがあります。
この状態になると、次のような症状が見られることがあります。
- 歯ぐきが赤くなる
- 歯ぐきが少し腫れる
- 歯磨きのときに出血することがある
多くの場合、歯がしっかり生えそろうことで自然に改善することが多いのが特徴です。
萌出性歯肉炎が起こりやすい時期
萌出性歯肉炎は、歯が生え変わる時期の子どもに起こりやすい歯ぐきのトラブルです。
特に多いのは次のようなタイミングです。
- 乳歯が生え始める時期(乳幼児期)
- 6歳前後の永久歯が生え始める時期
- 奥歯(6歳臼歯など)が生えてくる時期
奥歯は生え始めのときに歯ぐきが一部かぶった状態になりやすく、歯ブラシが届きにくいため炎症が起こることがあります。
そのため、この時期はいつも以上に丁寧な歯磨きが大切になります。
正しい歯磨きが何より重要
萌出性歯肉炎の予防・改善には、毎日の歯磨きがとても重要です。
特に歯が生え始めたばかりの歯は、歯ぐきが一部かぶっていることが多く、歯垢が溜まりやすい状態になっています。
歯磨きのポイントは次の通りです。
- 歯ぐきの境目をやさしく磨く
- 奥歯は歯ブラシの角度を変えて磨く
- 保護者の方が仕上げ磨きを行う
小さなお子さまの場合、自分だけで完全に磨くことは難しいため、保護者の方の仕上げ磨きがとても大切です。
まとめ
子どもの歯ぐきが赤くなっている場合、萌出性歯肉炎が原因のことがあります。
萌出性歯肉炎は、歯が生えてくる時期に起こりやすいもので、正しい歯磨きによって改善することが多いのが特徴です。
ただし、腫れや痛みが強い場合や症状が長く続く場合は、早めに歯科医院で相談することが大切です。
当院では、お子さまのお口の状態に合わせて歯磨き指導や予防ケアも行っています。
お子さまの歯ぐきや歯並びで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。