表側矯正

Ortho Ortho Ortho

当院の表側矯正

当院では表側につけるブラケットの種類は金属ブラケットと非金属ブラケット(プラスチックブラケット、セラミックブラケット)をご用意しております。
見た目が気になる方は透明なプラスチックブラケットや歯と同じ色のセラミックブラケットをお勧めします。

またワイヤーは金属線でなくクリアスナップと呼ばれる半透明の装置でブラケットと固定され、ワイヤー自体も白くコーティングされたホワイトワイヤーをご用意しておりますので、表側でもあまり装置を目立たなくすることができます。
機能的にもクリアスナップはローフォース、ローフリクションの治療ができ痛みを軽減することができますし、ワイヤーも生体にやさしくかつ安定した矯正力を発揮する超弾性ニッケルチタンワイヤーも取り入れて、できるだけ矯正力による痛みを抑えながら、早く歯を動かしていけるような治療を心がけています。
治療期間は抜歯をしない場合はおよそ1年半~2年、抜歯をする場合はおよそ2年~3年程度です。治療中は月1回程度のペースで来院いただき、装置の調整を行います。 表側ワイヤー矯正では治療のスピードや精度を上げるためにアンカースクリューなどの補助的な装置の併用をお勧めすることもあります。

歯科矯正用アンカースクリュー(歯科矯正用インプラント)

新しい治療法として近年注目されている歯科矯正用アンカースクリューは直径2㎜、長さ6~10㎜程度のチタン合金製の小さなネジです。このネジを顎の骨に入れて、固定源として歯を動かしていきます。
歯を動かすには固定源が必要で、通常は歯同士を引っ張り合って歯を動かしますが、この場合動かしたい歯だけでなく、動かしたくない固定源とした歯も動いてしまいます。矯正用アンカースクリューがあると、アンカースクリューから動かしたい歯だけを動かすことが可能です。
アンカースクリューにより従来は難しかった歯の動きができるようになりました。当院では症例によってアンカースクリューの併用をご提案しています。

目立たない表側矯正(審美矯正)

当院では表側矯正でもクリアブラケット、ホワイトワイヤー、クリアスナップで目立ちにくい治療が行えます。

クリアブラケット

歯科用プラスチックまたはセラミックで作られた、透明なブラケットを用いる治療法です。
透明なため目立ちにくいのがメリットです。ワイヤーにも白いものを用いれば、より目立ちにくくなります。

ホワイトワイヤー

通常の銀色のワイヤーの表面を、白くコーティングしたものです。
クリアブラケットと組み合わせることで、より目立ちにくくなります。

クリアスナップ

ブラケットに取り付ける半透明のキャップです。
従来は細い金属線でしっかりと縛り付けていましたが、クリアスナップでは、ワイヤーを強く縛ることはしません。
したがって歯に過剰な力がかかりにくく、またワイヤーとの間にほとんど摩擦力が働かないので歯も早く動きやすく痛みも出にくいと言われています。

矯正治療の流れ

1.相談

歯並びのお悩みや治療のご要望を伺い、カウンセリングを行います。

2.検査

ご検討いただき、治療をご希望された方は精密検査(口腔内写真、顔写真の撮影、レントゲン撮影、セファロ撮影、CT撮影、iTeroによる口腔内スキャン)を行います。

3.診断・説明

検査データを診査診断し治療計画を立案します。表側矯正ではブラケットの種類、ワイヤーの種類についても相談し決めてもらいます。治療期間、注意事項の説明を聞き同意していただければ次回から治療開始です。矯正治療前に、歯周病治療、歯周病治療などが必要であれば先にすることもあります。

4.治療

ブラケットを歯に接着しワイヤーを通して治療開始です。ワイヤーを通す前に補助的な装置を先に装着することもあります。装置装着後はおよそ1か月おきにご来院していただき、歯の動きを確認しながら、ワイヤーの調整を行います。治療期間は平均2~3年です。

5.保定

矯正装置を撤去し矯正治療が終了してしばらく歯並びが元に戻りやすい状態と言えます。それをできるだけ戻らないように、リテーナーと呼ばれる後戻り防止装置を歯に装着します。特に、最初の3〜4ヶ月は、最も戻りやすい期間と言われており、注意が必要です。保定期間は、最低1年程度から治療期間とほぼ同等の期間(2年から3年程度)です。