裏側矯正のメリット・デメリット

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裏側矯正のメリット

目立たない

表側矯正でもクリアブラケットとホワイトワイヤーを使用することで目立ちにくくはなりますが、それでもお話したり、食事をとる際に矯正していることが周りから見てわかります。
舌側矯正は歯の裏側に矯正器具を取り付けるため、矯正している事が他人にはわかりません。

人前で気にせず食事がとれる

矯正をしている方みなさん気にされるのが、食事中に矯正装置に食べ物が引っかかってしまうことです。
裏側矯正であれば、最初は食事が取りにくく感じますが、もし矯正装置に食べ物がはさまってしまっても他の人にを見られることはありません。

表側の装置に比べ虫歯になりにくい

裏側矯正(舌側矯正)は装置が歯の裏側の面を大きく覆うため、虫歯の菌が進入しにくい構造になっておりす。また、歯の裏側の方が歯の表側よりも表層のエナメル質が厚いため、虫歯に対する抵抗力が強いことと、歯の裏側の方が唾液の循環が起こりやすく、唾液の洗浄作用により、虫歯になりにくいと言われています。

唇が閉じやすい

前歯が前に出ている方は、装置が歯の表側にあると特に口を閉じにくく感じます。裏側矯正は表側に装置がないため、今まで以上に唇が閉じにくくなることはありません。また前歯を引っ込める治療が進んでいくと、治療中でも口元の変化を実感しやすいです。

裏側矯正(舌側矯正)のデメリット

装置に慣れるまで違和感が強く、発音や食事のしづらさを感じることもある

装置が舌にあたるため不快感を感じてしまうこともあります。
矯正装置装着後すぐは舌を動かす際に装置が邪魔に感じて発音や食事にも影響が出やすいです。
はじめ強く感じられる違和感は徐々に慣れてきて、食事や発音もできるようになります。

歯磨きが難しい

装置が歯の裏側についているため装置が見えにくく歯磨きがしにくいです。
また装置に食べ物が詰まっても取りにくいこともあります。歯ブラシの他に歯間ブラシやタフトブラシ等の清掃補助器具の使用をお勧めしております。

他の装置に比較し、費用が高い

舌側矯正(裏側矯正)治療は、表側矯正より費用が高くなります。
歯の裏側は、表側のように平らではなく、デコボコして形が複雑です。したがって、1人1人にあったカスタムメイドの装置が必要になります。そのため、装置を作製するためには、大変な手間と時間がかかるためどうしても装置のコストが高くなります。
また、表側の装置より、装置が小さく、ワイヤーの調整が非常に難しいため、歯科医師に高い技術が求められます。

表側矯正に比べ、治療期間は長くなることがある

前述の通り裏側矯正はカスタムメイドで装置を作製するため、型取りから作製に1か月半程度要します。
また、表側のブラケットに比べると、裏側のブラケットはブラケットの間の距離が短く、歯に力が伝わりづらく時間がかかることもあると言われております。
最近は裏側矯正装置の開発が進み、以前よりもこのようなデメリットは少なくなってます。