矯正歯科の診療方針

診査・診断を重視

歯並びが似たような状態だからといって、その原因や治療法は同じとは限りません。
お口の中の精密検査や、診査・診断が正確でないと、治療しても良い結果が得られないことがあります。
当院では、正確な診断を行うために、セファログラムや光学口腔内スキャナー（itero）を利用した検査を行っています。

セファログラム（頭部Ｘ線規格写真）は、顔全体の骨格的特徴を数値化し、これをもとに理想的な治療のゴールに向かって矯正治療を進めることができます。
光学口腔内スキャナーでは、従来からの歯型取りの不快感が軽減され、大分に楽に歯型取りができるようになりました。
またデジタルならではの治療のシュミレーションを見ることができます。

セファログラムデータを用いた診断

セファログラムは、治療前や治療中、また治療終了時に同じ規格で撮影することで、治療による変化を確認することができます。矯正治療でもっとも重要な機器だといえます。
セファロレントゲンでは顔の中に基準点を設定し、上下の顎骨や上下の歯列がどこに位置し、どのような角度になっているかを数値化して診断します。そして正常値と比較し矯正治療によって正常値に近づけていく治療方針を立てます。
顎骨の関係（出っ歯や受け口）や歯の傾き方の正常な値と、患者さん自身のデータを比べることで正確な診断ができ、治療方法や治療期間を伝えることが可能になるのです。

光学口腔内スキャナー（itero）を用いたストレスの少ない治療

高槻けやき歯科ではお口の中の型取りを従来から使用されてきたピンク色の粘土のような材料ではなく、口腔内専用の小型スキャナーで行うこともできます。
5、6分という短かい時間で型取りができます。嘔吐反射のある方も負担が少なく型取りができます。スキャン中も呼吸ができ、大分楽に型取りができるようになりました。
X線ではないので放射線の被曝もありませんのでご安心ください。

スキャナーの先端は取り外し可能ですので、衛生的です。
小さなお子さんにも安全に使用できます。
スキャンしたデータは、コンピュータに取り込まれ、その場のモニターで目で見て確認ができますし、データとして取り扱えるため、マウスピース矯正の作製や治療シミュレーションも迅速に行えます。

大人の矯正では、現状の歯並びによるお悩みをしっかりお聞きします。その後検査・診断をし、そのお悩みに対するあらゆる矯正的選択肢をご提案します。場合によってはセラミック治療などの矯正でない治療の選択肢も提案することがあります。
たくさんある治療法には、それぞれメリット・デメリットがあります。
高槻けやき歯科では、患者さんの現状のお口の状態やお悩みに合わせて、最適なものをご提案いたします。
大人での矯正治療は、歯周組織に大きな問題がなければ年齢に関係なくいつでも始められます。また、歯周組織は治療によって改善することもあります。
これまで歯並びや噛み合わせに対して諦めてしまっていた方でも、当医院であれば解決できるかもしれません。どうぞお気軽にご相談ください。

高槻けやき歯科では、子供たちが生涯にわたりご自身の歯で健康で快適に生活できるようになることを目指しています。子供一人ひとりの顎の骨格の成長に合わせ、その時にしかできない治療をご提案します。
子供の矯正は、身体が成長するのでその成長する力を利用し、上下の顎の骨のバランスを整えやすいという大きなメリットがあります。そのため、将来歯抜かずに矯正を終えることが実現しやすいのです。
高槻けやき歯科では、混合歯列期（乳歯と永久歯の混在している時期）に、お子さんの成長する力を利用できる一期治療に力を入れています。この時期から永久歯がきれいに生えるよう、顎の成長をコントロールする治療を積極的に勧めております。
また、当院では比較的重度の骨格的不調和（受け口や出っ歯）のお子さんの治療にはRAMPAセラピーも行なっておりますのでご興味のある方はご相談ください。