歯周病

歯周病は、歯垢(プラーク)内の細菌が歯周ポケットに入り込むことにより発生します。日本人の歯を失う主な原因として、1位が「歯周病」で全体の約40%です。
以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。
- 朝起きた時に、口の中がネバネバする
- 歯を磨いた時に血が出る
- 口臭が気になる
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 硬いものを噛むと痛む
- 以前に比べて歯が長くなったような気がする
- 歯がグラグラする
- 歯が浮いているような気がする
- 歯茎が赤く腫れたり、膿が出る
当院の歯周病の治療の流れ
歯周ポケット検査
歯科衛生士が歯と歯茎の間に器具を差し込み歯周ポケットの深さを測ります。歯周ポケットが深いほど歯周病が進行しています。正常な人は3mm以下です。また同時に歯の動揺度の検査も行います。
X線検査
歯周病の診断にx線検査は必須です。歯周病は進行すると歯を支えている歯の周りの骨がなくなってきます。
口腔内写真
歯茎の炎症による色の変化、腫れ具合等歯周病の進行の経過を確認していくために定期的にお口の中の写真を撮影します。
歯石除去(スケーリング)
歯肉縁上(歯茎の上)歯石と歯肉縁下(歯周ポケット内)歯石を何回かに分けて超音波等の専門器具で除去していきます。歯周ポケットの深いところは痛みを感じないように麻酔をかけて行います。歯石を放置すると歯周病は進行していきます。
歯周外科処置
病態によっては麻酔をかけて歯茎を切開し、目視しながら、歯茎の奥にある除去しにくい部分の歯石を除去することもあります。
歯周組織再生療法(歯周外科処置)
歯周病で溶けてしまった歯を支える骨(歯槽骨)や歯根膜などの歯周組織を再生させる方法です。適応であればかなり有効な方法ではあります。すべての方の歯周病が適応症というわけではなく適応症は限られていますし、再生の程度には限界があります。特殊な薬剤と高度で繊細な外科処置が必要となります。詳しくはご相談ください。