虫歯の治療法
虫歯の原因菌が糖分などを分解して「酸」を出し、この酸が歯のカルシウムを溶かし、歯に穴が開いてしまう病気が虫歯です。
歯の表面は硬いエナメル質に覆われていますが、「酸」でカルシウムなどの成分が溶け出しまいます。これが「脱灰(だっかい)」です。その反対に唾液の作用で溶け出されたカルシウムなどの成分が歯に戻ることを「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。本来、お口の中では飲食のたびに「脱灰」と「再石灰化」がくり返されますが、そのバランスがくずれると虫歯が進行してしまいます。
虫歯は日本人が歯を失う二大原因の一つです。一度虫歯になると 基本的には自然に治りません。
ごく初期の虫歯は唾液の作用で少し回復することもありますが、それでも全く元通りの歯になるわけではありません。
虫歯になる前に予防することが大切です。
虫歯を放置することのリスク
●急に激痛が出ることがある
虫歯が進行すると歯の神経にで近づくと激痛になることがあります。虫歯が大きくなる前であれば、激痛になることはありませんので、早いうちに治療しましょう。
●虫歯が進行して歯の神経を抜いた場合、歯の寿命が大きく縮まる
歯の神経を取った歯は神経を取ってない歯と比べ一般的に歯の寿命は短くなると言われてます。歯の神経を取ると歯は割れやすくなったり、根の病気になったりすることもあります。
●歯を抜く可能性がある
虫歯が深いところまで進行してしまうと被せ物をして残すこともできなくなり、歯を抜くことになります。
●虫歯が大きくなってからの治療だと、より多く費用がかかる
虫歯の治療は、早いほど歯を削る量も少なく通院の回数も少なく、費用も抑えられます。